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今回は、外資系製薬会社のデメリット、について。
外資系製薬会社のデメリットについて、
以下に記載します。
①雇用が不安定である。(場合が内資系より多い。)
②会社の方針が変わりやすい。
③短期的な利益を求められる。
④40代や50代社員に取っては今後は修羅場である。
⑤コンプライアンス違反等、規則に厳しい。
まず、①の「雇用が不安定」についてですが、
外資系製薬会社は、内資系製薬会社と比べて、どうしても
「雇用」という観点では、不安定です。
その理由は、外資系製薬会社は、限られた人員での利益
確保を求められており、常にコスト削減に取り組んでいるため、
(人員増加や人員確保等の)余裕はありません。グローバル本社からの
厳しい利益追及が毎回あるため、限られた人数で最大限の利益を確保する
ことが求められます。限られた人数で最大限の利益が確保できなかった場合、
どんどん経費や人員をカットし、利益を徹底的に追求していきます。
その結果、早期退職やリストラを実施するため、
内資系と比べて、雇用は不安定になりがちです。
内資系製薬会社は、そこまでのコストカットは実施しない場合が多いです。
次は、②の「会社の方針が変わりやす。」ことについてですが、
これは、グローバル本社の影響が大きいのですが、海外に本社の
ある日本法人は、グローバル本社から短期的な利益確保を求められます。
それができなかった場合は、TOPの交代が求められます。
すなわち、社長の交代ですね。毎回、目標数字や予算を達成できていれば、
社長がすぐに交代になることはあまりありませんが、そうでなかった場合、
社長交代になることが多いです。1~3年のスパンで社長が変わることも多いです。
または、社長が変わらなくても、日本法人の社長の下のTOP層が変更になることもあります。
その結果、会社の方針が変わります。
ということは、組織が変わる可能性があります。
組織変更です。組織変更とは、自分が所属している領域が変わったり、
配属先が変わったりします。たまにはいいのですが、数年おきに実施しますと、
現場は大変です・・・。本社に振り回されるのは、現場としてはいい気がしない
ですね。といっても、グローバル本社の影響ですが・・・。
どうしようもないですね、こればかりは・・・。
もしくは、組織が変わらなくても、
会社の製品戦略が変わる場合もあります。
ということで、外資系製薬会社は、
どうしてもグローバル本社に振り回されがちです。
こればかりは、仕方ないですね・・・。
そして、③の「短期的な利益が求められる」ことについてですが、
これは本社もそうですが、現場も短期的な利益確保が求められます。
例えば、過去に素晴らしい実績を残した、優秀なMRさんがいるとします。
そのMRさんが現在、良い実績(数字)を残せなかった場合、極端な例ですが、
早期退職の勧告やリストラの対象となる場合があるのです。
過去に良い実績を残してきたじゃないか!、と思いますよね。
違うんです。現在、ここ1~2年で良い実績を残せているかが、
重要なファクターになるのです。外資系に取っては。
ちょっとおかしいですよね・・・。
そうして、リストラの対象となってきた優秀な先輩MRさんを
何人か見て来ました・・・。
短期的な成績しか、ほとんど見ないことが多い外資系製薬会社は、
シビアだな、と思いますね。
まあ、その早期退職やリストラの対象となるのは、
ほとんど④の「40代、50代の社員」の方なんですけどね。
今後、外資系製薬会社で働く40代、50代の社員は、
本当に大変だと思いますね。
まさに、上に上がっていく以外ほとんど道が
ないですからね・・・。
下には行けないのです。
最後に⑤の「コンプライアンス違反等、規則違反に厳しい」ことが
外資系製薬の特徴でもあります。
コンプライアンス違反をした場合、内容にもよりますが、
一発で「解雇」もあり得ます。
内資系製薬の場合は、減給や厳重処分で済む場合もありますが、
外資系ではそのような処罰では済まされないケースも多いです。
皆さん、コンプライアンス違反には気を付けましょう。
ということで、結論です。
「外資系製薬会社は、利益やコンプライアンス違反の追及に、
内資系製薬会社より、厳しい傾向がある。早期退職やリストラの対象と
ならないよう、普段から心がけて行動するとともに、定期的に良い実績を
上げられる努力や工夫をしましょう。」
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