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本日は、
大日本住友製薬さんについて、
私が思うことを、
ご紹介させて頂きます。
まず、なぜ、
大日本住友製薬さんなのかというと、
理由は2つあります。
1つ目は、最近、
大日本住友製薬さんが早期退職を
募集し、話題になっているから、
です。
今回、早期退職制度の対象者は、
45歳以上、勤続年数5年以上の、
約1200名の社員が対象とのことです。
この募集案件に対し、
今回、11月30日付け退職で
応募された方が、
295名だったとのことで、
先日、話題になっていましたね。
もちろん今回の早期退職では、
退職金等が割り増しで支給されます。
したがって、
通常の退職金よりも多くの退職金を
もらい、退職することになります。
ただ、退職した後が
問題ですよね・・・。
新しい勤務先はあるのでしょうか・・・。
2つ目は、昔、大日本住友製薬のMRさんに、
親しいMRさんがいたので、
ふと懐かしく思い出したから、です。
ここ最近の、
大日本住友さんと言えば、
①早期退職により、国内MR数減少傾向。
②海外売上比率が上昇している。(海外売上高は順調)
③一方、国内売上比率が減少気味である。(国内売上高が年々減少している)
という3点が挙げられます。
大日本住友住本製薬さんの売上高は、
現在、4000億円ほどです。
そのうち、
海外売上高が2100億円ほど、
国内売上高が1900億円ほど、です。
海外売上高は、年々上昇していますが、
国内売上高は、年々減少しています。
国内売上高が減少ということは、
やはり国内MR数や国内の社員数を
削減する方向に
向かうのは、
当然の流れですね。
現在、大日本住友製薬さんの国内MR数は、
確か、1300名ほどでしたので、
一体何名ほど減少するんでしょうか。
早期退職に応募する人のMR数にも
よりますね。
今回、早期退職応募社員数は、
295名ですが、
その内、MRが何名なのかは
不明です。
大部分はMRだと思いますが・・・。
大日本住友さんの
国内製品で有名なのは、
高血圧治療薬「アムロジン」を筆頭に、
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抗生物質「メロペン」、消化器系薬「ガスモチン」、
糖尿病治療薬「メトグルコ」あたりが有名ですね。
ここ数年は、
高血圧治療薬「アバプロ」にかなり力を入れて
活動されていました。
ただ、上記のアムロジン、メロペン、
ガスモチンやメトグルコは、後発品の影響で、
これ以上売上を上げることが難しい状況です。
もちろん競合品の影響もありますが、
それよりもアムロジン等の長期収載品は、
後発品への切り替えの影響が
大きいです。
アバプロは、
今後少しは伸びるかもしれませんが、
大幅な売り上げ状況は、
激戦区のARB市場ということもあり、
あまり期待できず、
厳しい状況です。
アバプロとアムロジンの合剤、
「アイミクス」は、
アバプロやアムロジンからの切り替えを
促進していけば、
そこそこは売上が上がるかもしれませんが、
高血圧市場はとてつもなく、
激戦区であり、
大幅な売上上昇は
なかなか期待できない状況です。
一方、大日本住友さんの
中枢神経系や抗精神病薬は、
順調に売り上げを伸ばしており、
今後のパイプラインの中にも
有望な抗精神病薬があります。
統合失調症治療薬「ラツーダ」ですね。
また、最近では、
抗がん剤の開発研究にも力を入れており、
今後は、抗精神病薬と抗がん剤領域がメインに
なるのかもしれませんね。
大日本住友さんの場合はですが・・・。
大日本住友さんは、
元々、抗精神病薬や抗がん剤に
特別強い企業ではありませんが、
今後の開発状況を見ますと、
抗精神病薬や抗がん剤に力を入れており、
方向転換をしれければ、
生き残りが難しい状況なのかもしれません。
どの製薬会社も大体そうなのですが、
今後は、精神疾患領域と抗がん剤領域の
良い医薬品を上市し続けないと
製薬会社は生き残りが難しい状況に
なっているのかもしれません。
あの武田薬品さんでされ、
得意領域の糖尿病から徹底する旨の
発表をされてましたからね・・・。
ただ、武田さんの場合は、
それが良いのか悪いのか、
現時点では判断が難しいですね。
その判断が吉と出るか凶とでるか・・・、
今後に注目です。
ということで、
大日本住友さんお今後の
抗精神病薬と抗がん剤に
大いに期待しています。
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