外資系製薬会社MRのつれづれ日記

 

今回は、

 

中堅外資系製薬会社について、

 

取り上げてみます。

 

 

 

なぜ、

 

中堅外資系製薬会社を

 

取り上げるのかというと、

 

最近、中堅外資系製薬会社の

 

勢いが凄いからです。

 

 

 

例えば、今話題のギリアド社です。

 

 

ギリアド社は、

 

もはやすでにグローバルでは、

 

大手製薬会社かもしれませんが、

 

数年前まではほとんど日本では知られていない

 

製薬会社でした。

 

 

 

それが今や飛ぶ鳥を落とす勢いです。

 

C型肝炎治療薬である「ハーボニー」や「ゾバルディ」が

 

売れに売れまくっています。

 

 

 

なにせ、

 

治癒率がほぼ100%のため、

 

もはや他社のC型肝炎治療薬では

 

太刀打ちできない状況です。

 

 

 

アッビィ社やブリストル社のC型肝炎治療薬は

 

今後、売上を上げることが困難な

 

状況ですし、相当苦戦を強いられています・・・。

 

 

C型肝炎領域において、

 

ですけどね。

 

 

 

そんなギリアド社を筆頭に、

 

 

血友病や多発性硬化症治療薬で有名でバイオジェン・アイデック社、

 

 

バクスアルタ社を買収したオーファンドラッグで有名な

 

今とても勢いのあるシャイアー社、

 

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「レブラミド」等、血液がん領域に強いセルジーン社、

 

 

希少疾患治療薬を扱っているアレクシオンファーマ社、

 

 

トラクリアの売り上げがそこそこ

 

順調な（でも今後は・・・）オーファンドラッグメーカーの

 

アクテリオン社等、

 

 

最近の中堅外資系製薬会社の勢いは

 

目を見張るのものがあります。

 

 

 

 

一方、内資系製薬会社は、

 

一部の製薬会社を除き、

 

早期退職を積極的に募集したりと、

 

暗雲が立ち込めている状況です。

 

 

 

武田薬品社やアステラス社は

 

そこそこ順調かもしれませんが、

 

それ以外の内資系製薬会社は

 

苦戦を強いられている現状があります。

 

 

 

プライマリー領域の薬剤の

 

売り上げが伸び悩んでいる一方で、

 

抗がん剤やオーファンドラッグの売り上げは

 

好調です。

 

 

 

それは、薬剤そのものの売上が

 

会社の業績を左右しているかの

 

ように見えます。

 

 

元々、

 

オーファンドラックや抗がん剤に関しては、

 

日本の製薬企業が先進的な取り組みを必ずしも

 

していたわけではなく、

 

海外の製薬会社の方が、

 

開発パイプラインが充実していた

 

傾向はあります。

 

 

もちろん日本の製薬会社でも

 

優れた抗がん剤を研究開発してきた

 

会社はいくつか存在します。

 

 

しかし、数からいえば、

 

決して多くなく、

 

外資系製薬会社に比べて

 

遅れを取っていると

 

言わざるをえない現状が

 

続いています。

 

 

 

日本の製薬会社はどちらかと言うと、

 

「タケプロン」、「パリエット」、「メバロチン」等、

 

内科系疾患の治療薬に代表されるように、

 

生活習慣病治療薬に強かったことや

 

これらの開発に力を入れていた経緯もあり、

 

抗がん剤やオーファンドラッグの開発研究は

 

一部の製薬会社を除いて、

 

決して得意ではありません。

 

 

 

小野薬品さんの抗がん剤「オブジーボ」等

 

良い抗がん剤を開発上市している内資系製薬会社も

 

ありますが、

 

現状は決して多くはありません。

 

 

 

 

ということで、

 

内資系製薬会社では厳しい現状が

 

続いていますが、

 

中堅外資系製薬は好調な製薬会社が

 

多いという状況です。

 

 

 

その中堅外資系製薬会社で扱っている

 

医薬品は、

 

治療に欠かせない医薬品であったり、

 

非常に価値が高い医薬品であることが

 

多いのです。

 

 

 

そのため、

 

今後、そのような治療に不可欠な医薬品を

 

研究開発できる製薬会社が

 

生き残っていくのかもしれせん。

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