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今回は、コントラクトMRについて、紹介します。
コントラクトMRとは、どのようなMRのことでしょうか。
一言で言うと、
派遣MR会社に所属しているMR、のことです。
例えば、A製薬に、派遣MR会社から期間限定(通常2年)で派遣され、
A製薬のバッチや名刺を渡され、A製薬社員MRであるように、
日々活動します。顧客には、A製薬社員を名乗ります。
決して派遣会社からA製薬に派遣されているMRであることを
伝えてはいけません。
顧客にわざわざ派遣MRであることを伝えたとしても、
伝えたところで、何のメリットもありません。デメリットしかないですね。
ドクターから「なぜうちには、正社員もいるのに派遣MRなのか!、正社員を来させてくれ。」、
とかお叱りの声も聞こえてきそうです。
また、A製薬と派遣会社の契約に、コントラクトMRである旨を伝えてはいけない規約が、
必ず含まれています。
製薬会社に派遣される期間は通常2年が多いです。
短ければ、半年や1年で契約切れのこともあります。
派遣期間が満期に達せず終了した場合や短い場合は、派遣先の製薬会社から、
その派遣MRが、何かしらのマイナス評価がされていることが多いです。
以下に、コントラクトMRの「メリット」と「デメリット」を
まとめてみます。
<メリット>
①希望勤務地で働ける可能性がある。(あくまで可能性があるだけです。)
②希望製品を担当できる可能性がある。(あくまで可能性があるだけです。)
③希望製薬会社で働ける可能性がある。(あくまで可能性があるだけです。)
<デメリット>
①必ず定期的に製薬会社に派遣されるわけではない。
(派遣先製薬会社がない=仕事がない時もある。しかし、給料はでます。すくないですが・・・)
②短期間(通常2年ごと)での派遣先企業を繰り返すため、落ち着くことができない。
③給料や福利厚生等は、所属先の派遣会社から支給されるため、製薬会社の手厚い恩恵を受けることができない。
(=給料は比較的低い傾向はあります。また、日当や家賃補助も所属派遣会社によりけりです。ほとんどない場合も多いです。)
以上、メリット・デメリットを3点ずつ並べてみましたが、
どう考えても、派遣会社ではなく、製薬会社社員となり製薬会社に所属した方が、
給料や待遇面ではよさそうです。
しかし、
①どうしても希望勤務地で働きつづけたいという希望の強いMRさんや、
②未経験(MSさんや他業種からとか)からMRになるための橋渡しとしてコントラクトMRは、
場合によっては、ニーズにマッチし、いいのかもしれません。
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