オンコロジーMR

オンコロジーMRになりたいCNS領域MRと、CNS領域MRになりたいオンコロジーMR

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先日、

 

オンコロジー領域担当の他社MRさんと、

 

CNS領域担当の他社MRさんと、

 

私、の3人で、

 

話をしていました。

 

 

 

 

オンコロジーMRさん(以下Oさん)

 

CNSMRさん(以下Cさん)

 

 

 

 

 

ちなみに、

 

Oさんの領域経験は、

 

主にオンコロジーとプライマリーです。

 

 

 

 

Cさんの領域経験は、

 

ほとんどCNSのみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

Oさん:「やっぱりこれからは中枢神経だよね~。」

 

Cさん:「そうですか?オンコじゃないですか?」

 

Oさん:「いや、オンコはもういいよ~。今はどのメーカーもオンコに力を入れているから、プライマリーみたいになってきたよ。希少価値も薄れて来ているし、将来性も不安があるね。抗がん剤の新薬がどんどん出てくるから、そのうち飽和になりそう・・・。それに比べてCNSはこれからの領域だよね。」

 

Cさん :「いや~、でもオンコは一番専門性高いですからね。」

 

Oさん :「いや、たいした専門性ないでしょ、オンコなんて。専門性ありそうで、たいしたことしてないよ。」

 

Cさん :「そうなんですか?」

 

Oさん :「そうだよ。これから伸びるのは、市場拡大するCNSでしょ。」

 

わたし:「CNSも専門性高いですよね~。」

 

Cさん :「いや、CNSこそ全然専門性ないですよ(笑)」

 

わたし:「そうなんですか?」

 

Cさん :「CNSは、エビデンスが他の領域と比べて乏しいですし、差別化がしくにいんですよね。難しいんですよ、良いエビデンスを出すのが。CNS領域は、プラセボとほとんど大差がない薬が沢山ありますよ。」

 

Oさん :「いや、そんなことないでしょ~。」

 

Cさん :「いや、本当ですよ~。一番エビデンスがないのがCNS領域じゃないかと思っています。それくらい有意差をつけるのが難しい領域でもあるんですよね。そのため、専門性なんてほとんどないですよ。」

 

Oさん :「そうなんだ~。抗がん剤も有意差つけるの難しいけどね~。既存の抗がん剤と有意差ない新薬も多いよ。それでも、これから市場が拡大していくのは、CNSでしょ。まだ薬もあまり出そろってないと思うし。」

 

わたし :「そうですよね~。CNSはこれから伸びていく市場と言われてますよね。ところで、CNSの薬は、どうやって売ってるんですか?」

 

Cさん :「CNSの薬は、エビデンスがあまりないというか、エビデンスが出しずらい領域なので、まず先生の治療方針に沿ってプロモーションすることが多いです。そのため、先生の治療方針に沿うような症例にまず1例使って頂き、感触や効果を実感して頂き増量していくという感じですかね。治療方針に合わない薬はなかなか使って頂けないことが多いです。」

 

Oさん :「症例ベースで、専門的なことやってるじゃん。やっぱ、これからはCNSだな~。」

 

Cさん :「そうですかね(苦笑)。私はオンコに転職したいと思っているんですが・・・。CNSはもういいです(笑)」

 

 

 

 

 

 

 

という会話をしていました。

 

 

 

 

OさんとCさんはお互いに

 

謙遜し合っている部分がありますが、

 

オンコロジーもCNSも専門性が高く

 

今後も有望視されている領域です。

 

 

 

 

しかし、

 

お互い経験したことのない、

 

将来性のありそうな領域経験

 

を求めています。

 

 

 

 

 

オンコロジーやCNSに限らず、

 

同じ領域をある程度の年数経験すると、

 

新しい領域に挑戦したい気持ちや

 

新たしい仕事等に挑戦(転職)して

 

みたい気持ちがが出てくるのは

 

多くの方が経験あるのではない

 

でしょうか。

 

 

 

 

 

誰しも,

 

隣の芝生が青く見える時もあります。

 

 

私もそのような気持ちになったことが

 

あります。

 

 

 

 

 

OさんとCさんは、

 

今後、本当に転職を考えているのか

 

わかりませんが、

 

絶対に一生安定といった領域は

 

存在せず、年々状況は変わっていきます。

 

 

 

 

 

 

オンコロジーもCNSも

 

今は有望かもしれませんが、

 

10年、20年後は、

 

どうなっているか、

 

誰も正確には予測できません。

 

 

 

 

もしからしたら、20年後は、

 

オンコロジーやCNSの薬が出つくして

 

しまい、今はない別の新しい領域が

 

MR活動のメインになっている

 

可能性すらありえます。

 

 

 

 

 

ただし、今後数年間はほぼ

 

確実にオンコロジーやCNSの新薬は

 

どんどん上市されていき、

 

これらのマーケットも確実に拡大して

 

いきますから、

 

現時点では、とても有望な領域である

 

と言えるでしょう。

 

 

 

 

また、

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現在のMR転職マーケットは、

 

圧倒的にオンコロジーMRが求められており、

 

オンコロジー経験者が重宝されている

 

状況です。

 

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私の個人的な見解として、

 

オンコロジー等の領域経験は

 

必須ではなく、

 

あった方がよいかもしれませんが、

 

それよりもどの領域でも結果を

 

出しつづけていけるスキルを

 

身に付けた方が、MRとして

 

必ずやスキルアップできる

 

と考えています。

 

 

 

 

しかし、現在のMR転職市場は、

 

完全にオンコロジー経験者が有利で

 

あり、経験者でないと応募すらできない

 

求人も増えて来ました。

 

 

 

 

この領域経験必須の流れは

 

正直、どうなんでしょう、

 

と思ってしまいます。

 

 

 

私はプライマリー領域で優秀な結果

 

を出しつづけているMRさんは、

 

ほぼ確実にオンコロジー領域に行っても

 

結果を出し続けて行ける

 

と考えています。

 

 

 

 

 

なぜなら、

 

プライマリー領域では、

 

通常、競合他社製品がとても

 

多く、その競合製品の数は

 

オンコロジー領域の比では

 

ありません。

 

 

 

 

最近では、

 

オンコロジーの薬も

 

確かに増えて来ましたが、

 

プライマリーに比べれば、

 

まだまだ競合製品が少ない

 

領域であるという現状があります。

 

 

 

 

 

そのため、

 

プライマリーで優秀な成績を

 

残している方は、

 

多くの競合他社からシェアを獲得し

 

数字を作ってきたという

 

揺るぎない実績がありますので、

 

オンコロジーに転職しても

 

必ずや結果を残すことができるでしょう。

 

 

 

 

私はかつて、

 

プライマリーからオンコロジーに

 

転職しましたが、

 

プライマリーで優秀な成績を

 

収めていたMRさんは

 

とんでもなく優秀で、

 

このMRさんならどの会社、

 

どの領域でも

 

良い実績を出せるなと

 

思っていました。

 

 

 

もちろんオンコロジー領域でも

 

優秀なMRさんはいましたが、

 

オンコロジー領域は

 

競合がプライマリーと比べ少なく、

 

その分仕事量は減る傾向もあり、

 

また競合製品が比較的少ない分、

 

自社製品を使って頂ける可能性も高く、

 

正直、プライマリーよりも

 

数字獲得は容易でした。

 

 

 

さらにオンコロジー製品は

 

1例使って頂くだけで、

 

かなり数字が変動し、

 

それも数字達成が比較的

 

容易な原因の1つだったかもしれません。

 

 

 

 

さらに

 

ドクターへのアプローチも

 

プライマリーより断然差別化が

 

しやすいため、宣伝しやすかった

 

印象を持っています。

 

 

 

もちろん抗がん剤といっても

 

疾患も薬剤も沢山ありますから、

 

一概に言えない部分も存在します。

 

 

 

 

しかし、

 

どの疾患の抗がん剤であっても

 

プライマリーほど

 

競合製品が多くない事実があります。

 

 

 

 

 

競合製品が多いと、

 

その分使って頂ける機会は少なく

 

なるケースが多く、

 

シェア争いは熾烈になります。

 

 

 

そのため、

 

プライマリーで優秀な成績を

 

残されている方は、

 

オンコロジーでも、

 

オンコロジー以外の領域でも

 

結果を出し続けて行けると

 

考えています。

 

 

 

本来は領域経験に囚われることの

 

なく、どの領域でも優秀な成績を

 

収められているMRさんが

 

転職市場でまず評価されるべきだ

 

と考えていますが、今は

 

その流れではないですね。

 

 

領域経験の経験者MRが

 

評価される傾向が強く

 

なっています。

 

 

この流れはどうなんでしょうか。

 

 

一石を投じたいですね・・・。

 

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コメント

    • まめ
    • 2017年 4月 19日

    いつもブログ拝見させていただいております。
    私は現在MR職にしぼって就職活動を行なっており、その中で、〇〇製薬の将来性について思うことの記事をとても参考にしています。
    ぜひ、武田薬品、第一三共、アステラス、ノバルティスファーマ、などの記事も書いていただきたいです!

  1. まめさん
    コメント頂き有難うございます。
    ぜひ武田さん、第一三共さん、アステラスさん等についても、
    記事で取り上げてみますね。
    ご要望頂き、有難うございます。
    次の記事で早速、武田薬品さんについて取り上げてみます。
    また、MR職希望とのことで大変嬉しく思います。
    何かご質問等ありましたら、いつでも気軽にご連絡ください。
    今後とも宜しくお願い致します。
    ヒロ

    • 某内資系MR
    • 2017年 9月 17日

    オンコとCNSの両領域を展開しているということで、ヤンセンファーマさんへのご見解もお聞かせ願えますでしょうか?
    製品力は本当にお世辞抜きに抜群だとは思うのですが、いまいち存在感や製品価値の最大化が出来ていないイメージが個人的にあります。

  2. 某内資系MRさん
    コメント有難うございます。
    ヤンセンさんは私も製品力のある会社だと思っています。ただし、製品力はありますが・・・な会社だと感じています。
    また記事で取り上げてみますね。
    今後とも宜しくお願い致します。
    ヒロ

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