MR転職について

MR転職の闇 MR転職で失敗した人も多くいるという現実

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今回は、
MR転職の闇、について
ご紹介します。

「闇」というほど、大げさな話ではないんですけどね(笑)

 

それでは、語っていきます。

 

MR転職を検討している方は多いかもしれませんが、
転職は慎重に検討した方が良いかもしれません。

というのも、
MR転職が成功し、転職して良かった、という人がいる一方、
MR転職で失敗した人も、多くいるからです。

MR転職成功者の声は、目立ち、あたかもMR転職をすれば
何事も上手くいくような錯覚をしてしまいがちですが、
その裏には、転職で失敗した人も数多くおり、
失敗談はあまり耳に入らないことが多いです。

実際、転職を経験しているMRさんの中で、
表向きは本人自身、「転職して良かった!」、
といっていても、よくよく話を聞いてみると、
「実は、この転職失敗だったんじゃないかと思っている・・・」という場合もかなり多いです。

MR転職を斡旋している人材紹介会社の転職エージェントの方々も
とにかく転職を積極的に進める方が多く、信頼できる方は
ごくわずかといった印象です。

私自身も2回転職しており(新卒MR→1回目:ONC MR→2回目:専門領域MR)、
転職して良かったかと聞かれれば、
結果としては、良かったとは思っていますが、
運が悪ければ、大失敗に終わっているところでした。

私は新卒からずっとこの業界で、10年以上MRをしていますが、
今まで、MR転職が成功した、といっている方だけでなく、
それ以上に、MR転職に失敗した、という方に多くお会いして来ました。

失敗だった方がよく言っていることに、
「こんなはずではなかった・・・。」
「こんな会社だとは思わなかった・・・。」
「事前に○○を知っていれば、入社しなかった・・・。」
「入社してから○○を知らさせた・・・・」
「年収が上がったから入社したけど・・・」
という、
すなわち、入社してみないとわからなかったと思われる重要なことが、
入社後、早い段階で気づいた、もしくは体験したというケースが多い、ということです。

 

具体例を2つ挙げさせて頂きます。

 

【ケース1 】 転職後の早期リストラ

ここ数年の話ですが、
とある外資系製薬会社が新しい領域を、新規に立ち上げました。
そこで、ある程度まとまったMRを中途で募集し、
多くのMRを採用しました。

その後、新しく立ち上がった新領域で、新薬が発売しましたが、
思うように(というか、傍から見れば明らかでしたが・・・)
売上が上がらず、なんと中途採用したばかりのMRを削減し始めました。
要するにMRのリストラです。採用したばかりなんですけどね・・・。
MRを取りすぎたゆえの決断と新薬上市に伴う戦略ミスの結果です。

もちろん採用されたばかりのMRさんは、
ただ茫然とリストラにしたがったわけではなく、
会社と戦うことを決意したMRさんもいます。
それでも何人かは会社を去らざるを得ない選択を余技なくされましたが・・・。

アストラゼネカ社の話では、ないですよ。
別の製薬会社の話です。

この話は、知っているMRさんは知っていると思います。
ここ数年の間にあった、わりと有名な話です。

転職してすぐにリストラにあうことを想定して転職した人は、
ほとんどいません。

本人も転職して、びっくりです・・・。

そして、転職したことを非常に後悔しています・・・。
安易な転職だったかもしれないと。

よく調べ考えて転職すれば、このような事態は防げたかもしれませんし、
やはり事前によく調べても、防げなかったかもしれません。

私が言いたいことは、
それだけ転職はリスクがある、ということです。

私は、現在の環境に、ある程度、満足していれば、
余程の理由がない限り、転職は検討しない方が
良いと考えています。

 

別のMR転職失敗例をもう一つご紹介します。

 

【ケース2】 訳アリの中途採用募集枠

上記とは別の製薬会社の話です。

頻繁に、とあるエリアで、常時かと思うくらい、よくMRの中途入社を
募集している製薬会社がありました。

常に同じエリアで募集をしており、
なぜ人が埋まらないのだろう、という雰囲気がありました。

当然、理由がありました。

そのエリアには、パワハラ上司が存在しており、
入社してもすぐにMRが辞めてしまうのです。

そのため、常に募集をしている、という状況でした。

この理由を知っている転職エージェントは、
教えてくれる場合もあるのかもしれませんが、
知っていても、教えてくないMR転職エージェントも数多く存在します。

MRが採用されては辞めて、まだ募集をかけ、採用して・・・(以下繰り返し)。

その枠に新たに入社したMRはとんでもないパワハラに耐えきれず、
短期間での退職することになったのです・・・。

MR転職の闇、ですね・・・。

なんのために転職したのか・・・。

MRの転職に限らずだと思いますが、
転職にはリスクがあり、もしかしたら、転職しても、現在の環境より悪くなる、
という最悪のケースも想定しておく必要があります。

もちろん、事前に徹底的にリサーチすることで、
失敗の可能性を減らすことは、できるかもしれません。

しかし、環境というものは常に変化し、また、一緒に働く人はなかなか選べず、
環境や人といった、変動要因は、運が左右するケースも多く、
事前に徹底的にリサーチしたとしても、失敗するケースはあります。

そういった意味でも、転職は慎重に検討した方が良いです。

ということで、
MR転職の最悪のケースを上記に2つ、
ご紹介させて頂きましたが、
上記2つのケースは、事実であり、
実際に合った出来事です。

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もちろん、上記は極端な2例ではありますが、
転職してすぐにリストラにあうことや、
パワハラにあうことも起こりえることなのです。

 

 

それでも、転職しますか?

 

 

私は、基本的には、下記の2点以外の理由では、
MR転職を検討しない方が良い、と考えています。

①どうしても担当したい領域(もしくは製品)や入社したい会社がある。
②今いる環境が合わない、馴染めない、パワハラ等で、ストレスフルな日常である。

また、MR転職を検討する上で、
年収は上がるか、といった、まず年収ありき、で検討する方が
多いかもしれません。

年収を上げたいと考える人は多いですが、

年収は二の次に考えた方が良いです。

というのは、日々仕事をする上で、
上記2点が多くの方にとって、仕事を快適にできるか、より良い日常を過ごせるか、
モチベーション高く仕事に取り組めるか、といった、人生のQOLを向上させることにつながるからです。

まず①に関してですが、自分が全く希望していない領域やモチベーションがなかなか上がらない状況等で
仕事を継続的に、高いモチベーションを維持し、やり遂げ続けることは、
通常、なかなか困難ですし、いずれ転職を視野に入れて行動するようになってくる場合が多いです。

1年間、365日のうち、休日よりも平日(仕事をしている時)の方が圧倒的に多いのですから、
できるだけ自分のモチベーションが上がるような仕事や好きな仕事、自分に合うような会社や
できるだけ希望の会社で働いた方が、より良い人生を過ごせるはずです。

そして②に関してですが、
どうしても社内の環境になじめない場合や、パワハラ上司がいる場合、会社の同僚と合わない、
等で、多大なストレスを抱えている場合は、心身ともに疲弊してしまいますので、
転職を検討する余地が十分にあるかと、考えられます。

あまり劣悪な環境に長くいると、本当に精神的にも肉体的にも、体を壊してしまいます。

もちろん、そのような劣悪な環境の場合は、
社内の異動を申し出て、環境を変える、という選択肢もありますが、
会社によって、すぐに異動できる場合もあれば、そうでない場合もあり、
MRの異動に関しては、会社や上司次第な部分が多いです。

さらに、劣悪な社内環境改善を社内で相談し、
改善するよう、進めることも、もちろん不可能ではありませんが、
かなり労力がかかるケースが多く、慎重な状況判断が必要です。

転職をすれば、何事も解決するわけでは決してありませんが、
そのような劣悪な環境で体を壊すよりは、新天地で働くことが、
良いケースも多々あります。

MRとして長く働き続ける上で、
比較的自分に合った、より良い環境で、モチベーションをそれなりに維持できるような
会社で働くことが、最も重要である、と私は考えています。

年収は、その次に考えた方が、多くの場合良いと私は考えています。

もちろん、年収がすべてだ、という年収主義の方もいますので、
そのような方は、年収ありきで、年収さえ気にすればよいでしょう。

ただ、いずれ後悔すると思いますが・・・。

また、積極的に転職を進めてくる、
人材紹介会社のMR転職エージェントには、かなり注意した方が良いです。

彼らは全力で、何としても、転職させようとして来ます(笑)

もちろん、現在のMR転職市場の動向や求人情報等を入手する目的で
接するなら、ほとんど問題ありません。

転職エージェントの仕事は、当たり前のことですが、
実際に転職を成功させないと(転職させないと)、実績が作れません。

MR転職市場の動向を教えたり、転職相談に乗っただけでは、
彼らの利益は0なのです。転職させないと、マージンが取れませんからね。

したがって、全力で転職させようとして来ます。

もちろん中には信頼できる良い担当者の方もいますよ。

ただし、それ以上に、そうではない方の方が多い印象です・・・。

結局は、担当者次第です。

どの人材紹介会社が良い、というよりかは、担当者自身の力量が関与する可能性が高く、
良いエージェントと出会えるかも、運次第な部分があります。

加えて、
注意して頂きたいのが、転職エージェントは、今後の自分の人生設計において、
すべてにおいて、味方してくれるわけではなく、
向こうも仕事ですから、案件を取るため、今、現在に関して、とにかく全力で転職させようとして来ます(笑)

上手い言葉に乗せられないように、注意が必要です。

 

ということで、
MR転職の闇とも言える、上記の2例をご紹介しましたが、
上記2例は、極端なケースですので、
もちろん頻繁に起こりえる可能性があるわけではありません。

しかし、上記の2例のような、転職における最悪のケース(転職後のリストラ、パワハラ等)も想定して、
転職に臨むと、また違った視点で、多角的に転職を捉えられるようになるはずです。

転職は人生を大きく左右します。

最後に、
改めて記載しますが、

私は、転職は下記2点以外の理由では、
基本的には、転職を検討しない方が良いと考えています。

①どうしても担当したい領域(もしくは製品)や入社したい会社がある。(MRとしてやり残したことがある。)

②今いる環境が合わない、馴染めない、パワハラ等で、ストレスフルな日常である。(現在の労働環境が劣悪である。)

MR転職で、失敗している人も多くいる、
という現実があります。

転職は慎重に検討し、今後のキャリアプランや
より良い人生を過ごすにはどうすべきかを考え、
後悔のない選択をすると良いかもしれません。

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コメント

    • プライマリー
    • 2019年 2月 21日

    お疲れ様です。プライマリーMRです。
    日記を拝見させて頂きました!転職を考えるなら二点以外ではやめた方が良いと書かれておりドキッとしました。
    私は現在の職場に問題やストレスもなく十年間います。
    しかし、あと、30年MRをしていくと思うと今のままではダメなのかと感じましてスペシャリティへの転職を決意しました。
    ただ、いざとなるとスペシャリティになる意味は?今のままでいいのではと踏みとどまってしまう考えもでてしまいます。
    色々と勉強になりました。日記楽しく拝見させて頂きます。

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