製薬会社について

中堅内資系製薬会社について その1

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今回は、コメントにて

 

ご質問頂いたこともあり、

 

「中堅内資系」製薬会社について、

 

取り上げたいと思います。

 

 

 

 

まず、大手内資系製薬会社というと、

 

 

【大手内資系製薬】

 

・武田薬品

・アステラス製薬

・第一三共

 

 

ですね。

 

 

 

 

では、準大手内資系製薬会社は、

 

 

【準大手内資系製薬】

 

・エーザイ

・大塚

・塩野義

・大日本住友

・小野薬品

・協和発酵キリン

 

(順番は適当です)

 

 

といった感じでしょうか。

 

 

 

では、「中堅内資系」製薬会社というと、

 

大手ではなく、準大手もしくは中小規模の

 

製薬会社を示していると思われます。

 

 

 

ということで、

 

まず、準大手内資系製薬会社の印象を

 

簡単に紹介します。

 

 

 

 

【エーザイ】

 

 

かつては「アリセプト」や「パリエット」で、

 

(特に「アリセプト」で)

 

一世風靡していましたが、

 

現在では、上記2製品を超える新薬が上市できず、

 

苦戦している状況です。

 

 

最近では、新規作用機序の抗てんかん薬を発売しましたね。

 

これが当たるかどうか・・・。

 

 

エーザイのMRさんの印象はというと、

 

いい方が多い印象です。

 

 

私が今までエーザイさんと競合していなかった

 

関係かもしれませんが、エーザイさんのMRは、

 

スマートでオーソドックスな方が多く、

 

また、理知的で、人当たりが良い人が多い印象ですね。

 

悪い印象は全くないです。

 

そこそこできる方が多い印象です。

 

 

 

 

【大塚製薬】

 

最近では、「サムスカ」が売れに売れまくっていますね。

 

凄いです。

 

信じられない勢いで「サムスカ」の処方が伸びています。

 

サムスカ恐るべし・・・です。

 

いい製品を開発しましね。

 

これはブロックバスターになりそうです。

 

 

さて、大塚のMRさんはというと、

 

これまたそこまで癖のある人が多くなく、

 

わりとスマートな人が多い印象です。

 

 

私が思いますに、

 

競合製品が多い製薬会社のMRさんは、

 

かなりガツガツしており、癖のある人が

 

そこそこいる印象ですが、

 

エーザイさんや大塚さんのMRには

 

そのような印象はあまりないですね。

 

おそらく社風として、

 

売上至上主義ではない、と感じています。

 

そのため、人も比較的緩やかな印象を

 

持っています。

 

 

 

 




 

 

【塩野義製薬】

 

昔は「営業のシオノギ」といって、

 

営業力には定評がありました。

 

かなり厳しいノルマを課せられていた

 

と聞いています。

 

もともと抗生物質に強い会社ですね。

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「フロモックス」が有名です。

 

最近では「フィニバックス」でしょうか。

 

かの有名な高脂血症治療薬「クレストール」を

 

開発したのは元々「塩野義」さんです。

 

 

海外ではアストラゼネカさんが発売していますが、

 

日本製ですよ、クレストールは。

 

以外と知られていないですが、

 

日本が世界に誇る医薬品です、

 

クレストールは。

 

最強のスタチンですからね。(LDL低下作用が)

 

 

最近ではクレストールに継ぐ製品がなかなか

 

開発できていない状況です・・・。

 

 

MRさんの印象はよく働く方が多い印象を持っています。

 

ノルマがきついからでしょうか。

 

真面目な印象があります。

 

昔、塩野義さんい仲良いMRさんがいましたね。

 

Mさんお元気かな~?

 

 

 

【大日本住友製薬】

 

昔は、「ザ・内資」といった印象がありました。

 

いかにも内資といった製薬会社でしたね。

 

かつては。現在は、だいぶ変わったと聞いています。

 

最近は、抗精神病薬の勢いがありますね。

 

内科系薬は苦戦してますね~。

 

高血圧、糖尿病、抗生物質等、

 

大日本住友さんの内科系担当MRは本当に大変そうです。

 

内科系は、競合の多い製品を扱ってますし、

 

決して売りやすい製品を扱っているわけでは

 

ないので、ここのMRは相当鍛えられそうです。

 

 

一方、抗精神病薬担当MRは、

 

そこそこやりがいありそうです。

 

いい製品扱ってますからね。

 

 

 

 

 

【小野薬品】

 

かつては、体育会系で有名な小野さんです。

 

小野薬品さんは、いかにも内資系会社ですね。

 

昔は、ザ・プロパーという印象でしたが、

 

最近は変わりましたね。

 

割と真っ当な活動をしている印象です。

 

抗PD-1を開発し、これから爆発的に

 

伸びるでしょう。

 

抗PD-1担当MRは相当やりがいありそうです。

 

元々は、PG製剤で有名な会社です。

 

開発力には定評のある会社ですが、

 

抗PD-1にたどり着くまでにかなり苦戦を

 

してきました。

 

これからが勝負の見せどころですね。

 

 

 

【協和発酵キリン】

 

透析とアレルギー薬が有名ですね。

 

EPO製剤(エスポー、ネスプ)とアレロックですね、

 

代表的な製品は。

 

ここのMRさんは、完全に主観が入っていますが(笑)

 

本当に良いMRさんが多い印象です。

 

社内環境の良さを感じます。

 

きっと働きやすい社風なのではないかと感じています。

 

扱っている製品群は、

 

内科系も透析系も最近はかなり苦戦している

 

状況です。

 

良い技術を持った会社ですので、

 

早く良い製品が上市できるといいですね。

 

 

 

以上、ざっとですが、

 

簡単に準大手内資系製薬会社について、

 

ご紹介しました。

 

 

上記記載事項はかなり

 

私の主観が入っていますので、

 

あくまでご参考までにお願い致します。

 

 

 

 

次は、中小内資系製薬会社について、

 

取り上げてみます。

 

 

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コメント

    • タク
    • 2016年 7月 05日

    お忙しい中、要望に応えていただきありがとうございます。現場の方の貴重なお話大変勉強になります。
    就職活動をしていると、昨今の製薬業界では、今回挙げられた大手や準大手に入らないと生き残っていくことが出来ないのではないかと不安になることがあります。規模に関わらず良い企業はあると思うのですが、見極める難しさを痛感しています。
    次回の中小内資系製薬会社についてのお話も楽しみにしています(もし、お時間ありましたらマルホさんなどのスペシャリティファーマについても触れていただけると幸いです)。

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