武田薬品社について

武田薬品さんの将来性について

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今回は、
武田薬品さんの将来性について、
私が思うことを、
誠に失礼ながら、記載させて頂きます。

 

武田薬品さんと言えば、
日本の製薬会社の中で売上NO1を誇る、
内資系の最大手製薬会社です。

製薬業界では知らない人はいない、
大手製薬会社です。

武田薬品さんの
昨年度の総売上高は、1兆7,000億円ほどであり、
製薬会社の世界での売上高ランキングを見ると、17位くらいです。

武田薬品さんですら、17位ですから、
上には上がいますね・・・。

また、
MR数は日本国内で約2,300名と、
ファイザー社とアステラス社に次ぐ、
多くのMRが在籍しています。

武田薬品さんと言えば、
つい最近、糖尿病領域から撤退する旨の発表をし、
話題になりましたね。

 

この発表には、多くの関係者が衝撃を受けました。

 

私もこの発表には驚きました。

 

なぜかと申しますと、
武田薬品さんの糖尿病領域と言えば、
今までの武田さんの核となる領域の1つ、だったからです。

 

「今までの」というよりも、
今でも武田さんの中で糖尿病領域は核となっている領域です。

 

糖尿病領域は武田薬品さんにとっては
従来から得意な分野であり、
糖尿病治療薬「ベイスン」や「アクトス」は
かつては、かなりの売上高を誇りました。

 

特に、インスリン抵抗性改善薬「アクトス」はピーク時で、
全世界で、約4,000億円ほどの売上を誇りました。

 

一時「アクトス」の勢いは、物凄いものがありました・・・。

 

「アクトス」はかつて売れに売れまった頃があるのです。

 

しかし、海外で「アクトス」使用時における
膀胱がんリスクの可能性が示唆され、
「アクトス」のネガティブなイメージがついてしまい、
また、DPP4等、新しい糖尿病治療薬の登場もあり、
「アクトス」の売上は急激に落ちていきました。

 

「アクトス」の膀胱がんリスクに関しては、
未だに賛否両論があります。

 

なぜ賛否両論あるのかといいますと、
アクトスが有意に膀胱がんリスクを上げるというエビデンスと、
アクトスと膀胱がんリスクに有意差がなかったという
2つの大規模なエビデンスがあるからです。

そのため、未だに、
アクトスが本当に膀胱がんリスクがあるのか、正確にはわかっていません。

ただ、現在では、
アクトス=膀胱がん、のマイナスイメージがついてしまい、
使用患者数は激減しています。

 

「アクトス」のような4,000億も売れた
糖尿病のブロックバスターを開発しながら、
また、2015年と比較的最近、週一回投与のDPP4の新薬である、
「ザファテック」を発売したのにもかかわらず、今後の糖尿病領域撤退宣言があり、
このニュースは一時とても注目されていました。

 

以前、ある糖尿病領域に強い外資系製薬会社のMRさんと
お話ししている際、
「アクトスの膀胱がんリスクは○○社(外資系製薬会社名)の陰謀なんです。」
ということをおっしゃっていました。

真偽の程は不明ですが、
かつて「アクトス」の勢いが止まらなかった頃、
糖尿病領域に強い外資系製薬会社の○社が
「アクトス」の勢いを止めるため、「アクトス」の膀胱がんリスクを大々的に
ネガティブな吹き込みを行い、その結果、海外で「アクトス」は膀胱がんの
リスクが高まる、と報道されたしまったという
外資系製薬会社の○社の陰謀説を唱えていました(笑)

 

ちなみに、○社は今でも糖尿病に強い外資系製薬会社です。

 

まあ、真偽の程は不明ですけどね。

 

 

さて、武田薬品さんの糖尿病領域撤退のニュースは、
多くの方に衝撃を与えただけでなく、
かなりリスクのある行動である、と私は考えています。

 

というのは、今も昔も武田さんは
糖尿病領域に強く、糖尿病関係の顧客との関係や
糖尿病の販売網はそれなりに強固なものがあります。

 

 

ただし、
「ネシーナ」や合剤は苦戦してますけどね・・・。

また、ここ最近といっても、
2015年ですが、週一回投与のDPP4阻害薬「ザファテック」を発売し、
今後もそれなりに糖尿病に注力する、かと思いきやの撤退です。

確かに長谷川閑史前社長の頃から、
糖尿病撤退の可能性を示唆していましたが、
まだ糖尿病の新薬があるのにもかかわらず
思い切った決断をしましたね・・・。

製薬会社が突然○○領域から撤退の発表を
すると顧客はどんな反応を示すかご存知ですか?

また、社内の人間はどのような
反応を示すかご存知ですか?

 

実は、私はかつて勤めていた製薬会社で
今回と同じような経験があります。

 

一番の主力領域ではなかったにせよ、
それなりに力をいれていた、
○○領域からの徹底を会社が突然発表し、
顧客や社内で混乱を招きました。

 

私が当時勤めたいた製薬会社は
○○領域には昔から強く、顧客も○○領域のパイオニア的な
存在として私が勤めていた会社の○○領域に期待していた部分が
ありました。

 

また社内でも○○領域に誇りと
自負を持っているMRもおり、○○領域撤退のニュースは
一時騒然となりました。

 

会社がそれなりに力を入れていた領域から
突然、撤退の発表をすると、
「顧客の期待を裏切る可能性」や「社員のモチベーション低下」に
繋がる可能性があるのです。

私は以前勤めていた製薬会社でそのことを実感済みです。

 

これが私が考える、
武田薬品社の「早すぎる」糖尿病領域撤退のリスクです。

いずれ撤退せざるを得なかったとしても、
もう少し遅らせても良かったのではないかと私は考えています。

なにせ、2015年に週1回投与のDPP4阻害薬を発売したばかり
ですからね。

 

この新薬をしばらく数年は売上を上げていかなければ
いけないのです。

でないと
研究開発や宣伝にかけたコストが全く回収できません。

 

顧客である先生方の中には、
「糖尿病領域は、やはり武田薬品社が強く今後も糖尿病領域に関して武田薬品社が
引っ張ってくれる」、
と思っている顧客(先生)は案外多いものです。

 

それなりに力を入れている領域からの撤退は、
顧客である先生方を落胆させるだけでなく、時には顧客の期待を裏切る
こともあるのです。

 

おそらく今後の糖尿病治療に関して、
武田薬品さんに期待していた先生方も多かったと予想されます。

 

また社内でも
糖尿病領域が好きだったMRさんもいることでしょう。

 

今はどの製薬会社も厳しく
「選択」と「集中」を迫られている現状があるのはよくわります。

 

しかし、
早すぎる撤退は、
やはり混乱や落胆を招く可能性があるのです。

 

いずれ糖尿病領域から撤退せざる
を得なかったにしろ、
また特許の切れていない糖尿病治療薬がまだいくつかありますから、
もう少し待っても良かったのではないか、
そう考えています。

 

もう少し糖尿病領域で売上を上げて(確保して)から
撤退発表をする、そのような方法でもよかったのでは
ないかと考えています。

 

武田さんには今までの糖尿病領域での
実績やコネクション、顧客期待値がありますから、それらを存分に生かしてから
でも良かったのはないかと私は考えています。

 

さて、武田薬品社は、
今後、「がん」「消化器」「中枢神経」の3領域に力を入れるそうです。

 

今後、
武田薬品さんが注力していく上記3つの領域を
現状を踏まえ、将来性をざっとですが、見てみます。

まず「がん」領域に関してですが、
武田薬品さんは、昔から「がん領域」に強い
企業だったわけではありません。

 

武田さんの抗がん剤と言えば、
前立腺癌等の治療薬「リュープリン」がとても有名でした。

今でも1,000億円ほどの売上があります。

 

 

しかし、
目立った抗がん剤は数年前までは、
「リュープリン」くらいしかなった現状がありました。

 

現在、武田さんが扱っている抗がん剤で一番売れている製品は、
血液がんの一種である多発性骨髄腫に使用する、「ベルケイド」です。

1,700億円ほどの売上があります。

 

「ベルケイド」は、現在、
ヤンセンファーマ社と武田薬品社でコ・プロ販売していますが、
この薬剤を開発した企業は、
もともと武田薬品社ではなく、武田薬品社が買収したミレニアムファーマ社です。

次に売れている抗がん剤が
大腸がん治療薬の「ベクティビックス」ですね。

これは固形がんである、
直腸がんや結腸がんに使用する抗がん剤です。

これはアムジェン社からの導入品です。

 

そして、最近、製造販売承認を取得した
多発性骨髄腫治療薬である「ニンラーロ」も武田さんが買収したミレニアム社の開発品です。

「ベルケイド」、「ベクティビックス」、「ニンローロ」、
どれも武田さんの自社開発品ではなく、導入品なのです。

 

武田さんはもともと抗がん剤の開発に
そこまで力を入れてこなかったせいか、
抗がん剤の開発パイプラインがそこまで充実しておらず、
その結果、抗がん剤に強いバイオベンチャー企業の買収に力を入れています。

 

有望な開発品のある企業を企業ごと買収する、
これはまさに「ファイザーモデル」ですね。

ファイザーモデルを彷彿させるような
武田さんの抗がん剤開発企業の買収劇が続いています。

では、武田さんの「がん」領域の
今後はどうでしょうか。

現在の主力製品の抗がん剤である、
「ベルケイド」と「ベクティビックス」は
現在が売上のほぼピークであり、今後、売上が上がる可能性は低く、
今後、この2製品に関しては売上を維持し、
多発性骨髄腫治療薬の新薬である「ニンラーロ」
と期待の新薬である、血液がんのホジキンリンパ腫治療薬である「アドセトリス」
に注力していくしかないですね。

「ベルケイド」は
多発性骨髄腫の治療薬ですから、
同じ適応の「ニンラーロ」もスムーズに導入できるでしょう。

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また、「アドセトリス」に関しても
ホジキンリンパ腫といった多発性骨髄腫と
同じ血液がん治療薬ですから、今まで訪問していた血液内科や血液腫瘍科の
コネクションや実績が生かせ、よい橋渡しができそうです。

 

次に、「消化器」ですが、
ここ数年は「タケキャブ」が好調ですね。

元々「タケプロン」がありましたから、
消化器は武田さんにとって得意な分野ですね。

今後も消化器には力を入れていく
ということですが、今後の展望はいかがでしょうか。

武田さんは海外展開が
比較的上手くいっている企業でもあり、
海外売上比率が約61%ほどと、海外での売り上げも好調な会社です。

その海外での売り上げが好調な理由の
1つに消化器領域の新薬(日本未発売)「エンタイビオ」の影響があります。

その新薬である「エンティビオ」は、

 

潰瘍性大腸炎やクローン病に使用する

 

製品です。

 

 

 

その新薬が

 

日本に導入される予定ですから、

 

消化器領域に関しては良い流れが

 

続きそうです。

 

 

 

エンティビオ(ベドリズマブ)は、

 

生物学的製剤です。

 

 

バイオ医薬品ですね。

 

 

 

潰瘍性大腸炎やクローン病に

 

適応がある製品で、

 

エンティビオの効果は、

 

なんと奏効率が95%以上と

 

物凄い効果を発揮している製品です。

 

 

 

アメリカですでに発売されていますが、

 

凄まじい進捗を上げています。

 

 

 

アメリカで発売して3年ほどで

 

なんと1,000億円ほどの

 

売上を上げています。

 

 

 

ブロックバスター化は確実で、

 

何千億円の超大型製品となりそうです。

 

 

 

エンティビオは国内では、

 

フェーズⅢの段階ですが、

 

今後の武田さんの消化器領域には

 

かなり期待が持てますね。

 

 

 

 

そして、

 

中枢神経にも力を入れていくという

 

ことですね。

 

 

中枢神経領域は今後、

 

マーケット拡大していく領域であり、

 

有望な領域と言われています。

 

 

 

武田さんが現在、

 

中枢神経領域で扱っている主力製品は、

 

アルツハイマーの「レミニール」と

 

不眠症治療薬「ロゼレム」の

 

2製品です。

 

 

 

「レミニール」はヤンセン社の

 

製品ですが、「ロゼレム」は

 

武田さんの自社開発品です。

 

 

 

 

現在、武田さんの中枢神経の製品で

 

目立った製品はこの2製品しかありません。

 

 

 

また、

 

「レミニール」はヤンセン社の

 

製品ですから、

 

実質「ロゼレム」の1製品だけです。

 

 

 

要するに、

 

武田さんは今も昔も

 

中枢神経領域に

 

特別強かったわけではないのです。

 

 

 

しかし、現在の武田さんは、

 

今後、大型化する可能性がある

 

と言われている抗うつ薬の新薬の

 

上市を控えています。

 

 

大うつ病治療薬の「ブリンテリックス」(一般名:ボルチオキセチン臭化水素酸塩)

 

という製品です。

 

 

ブロックバスターになる可能性がある

 

と言われています。

 

 

実際、すでに発売されているアメリカでは

 

かなり好調な進捗率を

 

記録しています。

 

 

 

発売して3年ほどで、

 

300億円ほどの売上を

 

上げています。

 

 

 

 

それなら、

 

中枢神経に注力する意向も

 

理解できますね。

 

 

「ブリンデリックス」をきっかけに

 

武田さんは中枢神経に

 

注力していく方向です。

 

 

 

 

「ブリンでリックス」は

 

国内では現在フェーズⅢの段階です。

 

もう少し時間がかかりますが

 

中枢神経に関しても消化器と

 

同じように、よい流れができそうです。

 

 

 

 

ということで、

 

ざっと武田さんが今後注力していく

 

3領域(がん、消化器、中枢神経)を

 

現状と今後の観点から、

 

簡単に振り返ってみました。

 

 

 

 

まとめますと、

 

 

武田さんの消化器領域は

 

 

 

昔   :「タケプロン」

現在:「タケキャブ」

今後:「エンティビオ」(超大型化の可能性あり)

 

 

 

という良い流れが出き、

 

消化器領域で成功できそうですね。

 

 

 

 

中枢神経領域も

 

 

 

昔   :特に目立った製品はなし

現在:苦しいが「ロゼレム」と「レミニール」で繋ぐ

今後:「ブリンテリックス」(高ポテンシャル製品)

 

 

 

という流れが出き、

 

現在は「ロゼレム」と「レミニール」で何とか

 

繋ぎ、今後の「ブリンテリックス」の発売に備え、

 

中枢神経領域の下地作りが出来れば良い流れに

 

乗れそうです。

 

 

 

 

 

がん領域は、

 

 

 

昔   :「リュープリン」

現在:「ベルケイド」、「ベクティビックス」

今後:「ニンラーロ」、「アドセトリス」、etc

 

 

 

ということで、

 

多発性骨髄腫の「ニンラーロ」はすでに製造販売承認を

 

今年の3月に取得しました。

 

 

リンパ腫の「アドセトリス」は国内フェーズⅢの段階です。

 

 

他にも開発中の抗がん剤はありますが、

 

フェーズⅠやフェーズⅡの製品がほとんであり、

 

多発性骨髄腫「ニンラーロ」とこれから発売する

 

ホジキンリンパ腫「アドセトリス」に注力して

 

繋ぐしかないですね。

 

 

 

 

武田さんの「がん」領域に関しては、

 

消化器の「エンティビオ」や

 

中枢神経の「ブリンリックス」に

 

当たる製品がなく、

 

「がん」領域でも数千億円製品を

 

開発上市、育薬したいところです。

 

 

 

 

また、

 

多発性骨髄腫やホジキンリンパ腫と

 

いった「血液がん」は、

 

売上を上げることがなかなか難しい領域では

 

ありますが、抗がん剤企業の買収コストを

 

回収する意味でも

 

まずはこの2製品の売上を確実に

 

上げていくことが求めれらます。

 

 

 

 

抗がん剤のバイオベンチャーを

 

何千億とかけて買収してきたわけですから

 

武田さんと言えども、

 

それに見たったコストを回収できなけ

 

れば、厳しい現状に直面する可能性すら

 

あり得ます。

 

 

 

 

ということで、

 

ざっと武田薬品さんの将来性について、

 

武田薬品さんの現状と今後の展望を踏まえ、

 

私の独断と偏見で語ってみました。

 

 

 

武田薬品さんが今後注力していく

 

3領域の内、「消化器」と「中枢神経」に

 

関しては、すでに海外で発売されており、

 

効果も認められ、販売実績のある製品を

 

日本に導入するだけですから、

 

そこまで苦戦することなく、

 

スムーズに国内で上市できそうです。

 

 

また上市後の有望な展開も期待できますね。

 

 

そのため、「消化器」と「中枢神経」に

 

関しては、今後の展開に期待が持てます。

 

 

 

しかし、

 

「がん」領域に関しては、

 

「ニンラーロ」と「アドセトリス」次第です。

 

この2製品をどこまで伸ばせるかに係っています。

 

この2製品の上市や育薬に失敗すると、

 

「がん領域」に関しては厳しい展開になりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

武田薬品さんは、国内のMR数が

 

約2,300名とかなり多く、

 

また優秀なMRさんも多いと言われています。

 

 

 

私の印象としては、

 

以前このブログの記事でも

 

取り上げましたが、

 

武田さんの中途入社のMRさんは

 

かなり優秀な方が多く、

 

今まで出会ってきたMRさんの中で、

 

武田さんの中途入社のMRさんが

 

一番優秀な印象を私は持っています。

 

 

もちろん新卒の方でも

 

優秀な方は多いかと思いますが、

 

少なくとも今まで私が出会って来た

 

武田さんのMRさんの中では、

 

やはり中途入社のMRさんの方が

 

優秀な方が多い印象を持っています。

 

 

 

 

したがって、武田さんで働くことは

 

優秀なMRさんと切磋琢磨し

 

仕事することができる上、

 

また、将来有望な新薬の上市も

 

控えていますので、

 

今後の将来性にも期待できそうです。

 

 

 

以上、私の独断と偏見で

 

武田薬品さんの将来性について

 

ざっと語ってみました。

 

 

 

上記記載内容は、

 

私の勝手な見解ですので、過信せず、

 

あくまでご参考程度にお願い致します。

 

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コメント

    • 某内資系MR
    • 2017年 4月 25日

    選択と集中の時代ですし、糖尿領域から撤退すること自体は理解できますけど、ザファテックとイニシンクを出したばっかなのに?って感じですね。
    仰るとおり、撤退するにしても公表時期はもう少し考えられなかったのか疑問が残りますね。
    上層部が外国人の価値観とパワーに支配されつつあるのか、それとも株主との兼ね合いかは分かりませんが、お得意先の先生方はどう思うでしょう?
    将来的に手を引く薬を売りに来てると分かってて、果たして処方最大化してくれるのか、甚だ疑問です。

    • まめ
    • 2017年 4月 27日

    記事にしていただきありがとうございます!撤退による影響を考えたことがなかったので、大変勉強になりました。以前記事でも書かれていたように、やはり優秀なMRさんが多く成長できる場なのではないかと感じました。日本も武田ブランドを守ると思うので潰れる事もないのかなと、思いました。ありがとうございます!
    またノバルティスの今後についてぜひお伺いしたいです!

  1. 某内資系MRさん
    いつもコメント有難うございます。
    「ザファテック」や「イニシンク」等、ここ数年で発売した糖尿病の製品(合剤等含む)はまだまだ十分拡販できていないにもかかわず、糖尿病市場からの撤退宣言は、早すぎる可能性があり、もう少し時期を見計らってからでも、遅くはなかったのではないか、と考えられます。
    糖尿病治療薬である、2010年発売の「ネシーナ」と「メタクト(合剤)」、2011年発売の「リオベル(合剤)」と「ソニアス(合剤)」、2015年発売の「ザファテック」、2016年発売の「インシンク(合剤)」、これらの製品はどうなるのでしょうか。特に、週一回製剤のDPP4である「ザファテック」や「イニシンク」は最近発売したばかりであり、これからシェア拡大していかなければならない製品です。合剤の「インシンク」に関しては、数カ月前に発売したばかりです。糖尿病関係の顧客にとって、この大体的な撤退宣言に何もメリットはありません。むしろデメリットだけです。
    ここ6,7年、糖尿病に注力して製品を上市してきたのにもかかわらず、糖尿病からの撤退を宣言する、もう少し計画的に、撤退を宣言できたのでは、と考えています。ここ数年、なにも糖尿病の新薬等を発売していなかった状態での撤退なら、わかりますが、ここ数年の糖尿病市場への投資を最大化することを考慮すれば、撤退を宣言するのは早すぎたと考えられます。
    色々と事情があるのかもしれませんが、惜しいなあと思いますね・・・。
    ヒロ

  2. まめさん
    コメント有難うございます。
    何かしらのご参考になれば幸いでございます。
    またノバルティスさんの今後についても記事にしてみますね。
    今後とも宜しくお願い申し上げます。
    ヒロ

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